認知症予防にはローズマリー・カンファー

最近「ローズマリー」の話が続いていますが、先日届いたメディカルハーブの会員誌に「ローズマリー」によるアルツハイマー型認知症予防の話が掲載されていたので簡単にご紹介します。

 

認知症予防にアロマセラピーが良いと言われローズマリーとオレンジ、ラベンダーの精油が一時的にお店の棚から消えたことがありましたね。

テレビの影響力ってすごい(^_^;)

その時初めて精油を買われた方もいらっしゃると思います。

 

精油の最大の特徴は香りであると先日もブログに書きました。

「におい」は嗅神経を刺激して、大脳辺縁系に直接働きかけます。

においの分子が電気信号となり嗅神経 を刺激して大脳辺縁系に伝わります。

※詳しく書くと長くなるので省略しています。

 

良いまたは悪い(嫌な)においという判断は大脳辺縁系で行われ、そのあとに「何のにおい?」というのは大脳新皮質で処理されます。

大脳辺縁系は記憶、自律神経などを司る脳の最も古い部位で高等になるほど新皮質が発達しています。

 

「海のにおい」や「森林のにおい」が幼い時の思い出のにおいだったりして、旅先で「なんだか懐かしい心落ち着くにおいがする」と思うことありませんか?

理屈ではなく感覚で覚えているのですね。

ガスのにおい、腐った食べ物のにおいなど身の危険も察知します。

嗅覚は大事な機能の一つです。

 

アルツハイマー型認知症は記憶障害の病ですが嗅覚から発症されると言われているそうです。

その次に記憶を司る海馬に障害が起こるそうです。

 

会員誌には

「嗅神経のみに障害があらわれた時点で嗅神経に効果的な何らかの刺激を与えることで予防対策の可能性がある」と書かれています。

 

「安全で効果的な何らかの刺激」の臨床試験を行ったところ、神経細胞に最も有効な刺激があったのが

1番 ローズマリー・カンファー

2番 レモン

この二つを配合するとさらに相乗効果がみられたようです。

 

神経の鎮静作用に効果があったのは

1番 真正ラベンダー

2番 スイートオレンジ

これも二つを配合した方がより効果があるそうです。

 

それを昼用にローズマリーとレモン、夜用にラベンダーとオレンジとしたのです。

 

実はローズマリー精油には3種類あります。

ローズマリーの学名はすべて同じ。

採取された精油の成分分析により何が多く入っているかで精油の名前が変わってきます。

植物が生育する土壌や気候、風土などの自然環境により含有する成分が大きく異なるためです。

(ケモタイプと呼ばれます)

・ローズマリー・カンファー(CT1)

・ローズマリー・シネオール(CT2)

・ローズマリー・ベルべノン(CT3)

 

通常ローズマリーというと「ローズマリー・シネオール CT2」が一般的です。

カンファーには神経毒性があるからです。

しかし「神経毒性がある」ということは、「神経への移行性が良い」と考えられる。とあります。

神経への刺激を与えるので、認知症に良い結果が出たといえるようです。

 

妊産婦や授乳中の女性、乳幼児、てんかん患者には使用できません。

カンファーは自律神経への刺激もあるため高血圧症の人は医師へ相談してください。

(基本的にシネオールやベルべノンも控えます)

通常の方は適切な容量を用いれば特に副作用はないので「安全で」ということになります。

 

購入時の注意は学名を確認してくださいね。

学名 :Rosmarinus officinalis CT1 (Camphora)

CT1もしくはCamphoraの明記がなければCT2であることが一般的です。

ベルべノンが普通に売られていることはあまりないです。

分からなければお店の人に聞いてください。

答えられないようなお店で買ってはダメですよ!

 

「もう購入してしまったけどシネオール(CT2)かも・・・」という人はシネオールにもカンファーは含まれていますので、使い切ってから次回気にして購入してみてくださいね。

 

おススメの精油メーカー「プラナロム」

 

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